事業の目的と目標

P.F.ドラッカーは、「事業の目的は顧客の創造」と喝破しました。
卓見です!
・・・あまりに卓見すぎて、これを理解するのは相当な考察が必要です。

ここでは、目的は単純に考えたいと思います。
・・・「収益(利益)の獲得(最大化)」です。
本来、事業体の汎用的目的は、これしかありません。様々なご意見があるかも知れませんが、
まず事業体としての目的は「収益(利益)の獲得(最大化)」と定義させて頂きます。
なぜ「収益(利益)の獲得(最大化)」を目的とするのか!と云うもう一段高い目的は、それぞれの会社でお決め頂ければ!と思います。
蛇足ですが・・・その「収益」(お金)で何をするか?は、どうぞ、ご自由にお考え下さい。社会奉仕する!とか、株主に還元するとか、社長が高級外車に乗るとか、従業員にボーナスを沢山払う!それはご自由にお考え下さい。
さて、なぜ今更「汎用的目的」と云う意味で、事業の目的を「収益(利益)の獲得」と、解り切った事を書いたのか?
それは、時々ではありますが我々が様々な企業の相談を受けた時に、「この会社、なんでこんな事をしてるのだろう?」と感じる事があるからです。
例えば、割と社歴の長い会社で、よくあるのですが、明らかに陳腐化したビジネス・モデルを「伝統を守る!」と云われて、しがみ付いていたり。ライフサイクルが終了仕掛けの商品を、しつこく「売れない・儲からない」のに「これが我が社の主力商品」と、売り続けてられたり・・・。
あえて言えば「手段」が目的化されている所があります。
顧客との関係でも、よくあります。まったく収益性が悪い顧客と「長い付き合いだから」で続けられていたり・・・色んな事例はあるのですが・・・
・・・多くの場合、失礼ながら経営者の方の「拘り」が原因の場合が多いです。
その「拘り」が強いと、改革も改善=イノベーションは疎外されます。
※その事は、こちらをお読み下さい。 組織管理について・・・「システム思考」
もちろん経営には「拘り」は必要です!
それが推進のエネルギーになる事は多々あり、その「拘り」が、会社の独自性として強みになるケースの方も多いです。
しかし、「拘り」の土台は、「収益(利益)の獲得」と云う目的に上に存在するもですあると理解下さい。
この「営業開花」を運用する場合、「収益(利益)の獲得(最大化)」と云う以外の目的の場合、効果的ではありません。顧客管理も、案件つくりも、行動記録・分析もその事を基本にしています。出来る限り基本に添った運用をお願いしたいのと、事業の目的については単純明朗な「収益(利益)の獲得(最大化)」を共有頂きたく願います。
では次に・・・目標とは何か?
その目的の為に、どの様な事業のカタチを目指すのか?
その目的の為に、自分たちの存在意義は?使命は何か?
その目的の為に、顧客にどの様な価値を提供するのか?
・・・等々を決め、
数字(売上)や、活動方針等を具体的に設定する事と認識して下さい。
繰り返し申し上げますが、「手段の目的化」・・・この罠に陥らない事!
そして、もう一つ整理すべき事、特に営業活動に必要な整理要素は、
・・・『理想と現実』です。
営業現場は確かに『現実』の戦場です。
他社の競争、価格圧力、納期、クレーム、顧客との人間関係・・・営業は『現実』の中で悪戦苦闘します。
しかしながら、現実論だけでは成長も進化もありません。
理想を持って『現実』を乗り切るのが事業です。
現実論を振り回す‟声”の大きい方が稀にいらっしゃいますが、理想は無いのですか?と問いたくなります。
経営者は理想を持ち、それを語るべきです。特に組織的に理想を持ち、目標として共有する事は組織の活性化に繋がります。
理想が組織的に共有されてこそ、日々の営業の『現実』に対応出来るのでは無いでしょうか?

目的と目標
理想と現実
その整理と、組織的共有
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